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自己流ダイエットの危険性

 

専門的な知識を持たずにダイエットに取り組むことは無意味ではありませんが、あまり効果的でないダイエットになってしまって

いるかもしれません。それだけならまだしも、時には間違った知識がその人の健康に危険を及ぼすこともあるので、その点だけは

しっかりと認識してダイエットに励まれることをおすすめします。

体重だけを意識する

 

頻繁に体重計に乗り、体重の増減だけをチェックするというのは、ダイエットをされている方の多くに見られる傾向です。

しかし、基本的にダイエットの目的は”脂肪を経減らすこと”です。

そして“脂肪が減る”と”体重が減る”というのはイコールではないのです。

 

例えば、体重50キロで体脂肪率が30%の人の脂肪の量は15キロで、残りの35キロ(70%)は水分や筋肉、骨などで構成されています。

そのため、ダイエットを行って48キロになったとしても、脂肪の量は変わらずに、2キロ分の水分や筋肉量だけが減っていた

なんていうことも起こりえます。このダイエットの結果は、筋肉が落ちて代謝が下がり、脂肪はそのまま残ったというものになります。

 

これが体重だけを気にする人に起こりえる落とし穴です。

ダイエットの効果を測るには、体重だけに注目するのではなく、脂肪の量や筋肉量、水分量など全体の数値を比較してみることで

本当の意味での結果が見えてきます。

極端な食事制限

 

ダイエット中の食事管理において、極端に摂取カロリーを抑えた食事や、絶食に近い生活をしてしまうと

拒食症や過食症など、摂食障害に繋がる可能性があります。
 

また、鉄分不足で貧血を引き起こしたり、生理痛・生理不順・不正出血など婦人科系のトラブルが増える

カルシウム不足で骨密度が低下するなど、栄養不足からくる様々な症状を引き起こしてしまいます。

 

食事管理において重要なことは、量ではなく質です。

糖質は必要分に抑えて、タンパク質や脂質、鉄分などはしっかりと摂取することで、脂肪を貯め込まずに

健康的に痩せる体質作りを行っていきましょう。

ケガや持病悪化の原因になる

 

間違った知識やフォームで行うトレーニングは体に大きな負担となり、ケガをしたり、膝や腰などの持病悪化を

引き起こしてしまいます。これによる問題は、痛みから不自由な生活を余儀なくされることだけでなく、治療や回復のために

トレーニングを中断しなくてはいけないということです。

 

結果としてダイエットが失敗に終わるということは言うまでもありませんが、場合によっては今後の運動や日常生活にも

影響を及ぼしますので、トレーニングを行う際は必ず専門家もしくはトレーニング上級者と一緒に行うことを強くおすすめします。